2008年12月3日水曜日

ちょっと前になりますが、このセミナーに行きました:
http://www.meridionalis.com/pdu/evm.html

PMP取得時のトレーニングからPDU取得セミナーまで、以前からお世話になっている野村さんが講師を勤めていました。

今回のお題は「EVM」というPMP取得の勉強では公式を覚えただけの代物(本当はいけませんね。。)ですが、今回はその概念とプロジェクトでどの様に適用するかについて、実践を含めたトレーニングを受講しました。

かなり色々な側面があるので、乱暴には要約しづらいですが、強いて言うなら、プロジェクトをWBS、そしてそれ以下のFuntion Pointへ細分化していき、それらに全てPlanned Value(PV)を設定し、時間の経過と共に実際のEarned Value(EV)とActual Cost(AC)を測定する手法です。
全てのプロジェクト内の活動に対して何らかの求められる成果物がある筈です。それに対して計画された価値があり、どの程度のコストでその価値を取得出来たかを測定すると言う事です。

理論上の話は上記の様な内容ですが、演習としてLego Mindstormを使用してチームでロボットを作りました。ここでPVを一定の時間(3時間)として設定され、それに対して投入した資源と、一定間隔(15分)で完了率を量ると言う作業を行いました。

実際にやってみたんですが、これは強力でした。常に一定間隔で完了率が量られているので、結構プレッシャーがすごいという点と、スタックした場合、早期に問題が共有しやすいという点があります。

仕事でありがちなのが、納期直前になるまで問題が表面化しないというケースがあります。もうちょっと前に相談してくれれば。。というケースも高い頻度で進捗を確認出来れば、大分対応もしやすくなるなと思いました。

ただ、パイロット的に仕事で導入した際に思ったのは、「EVこんくらい取得できました」という報告もあまり鵜呑みに出来ないなあという点です。ある作業者にEVの報告を依頼していたら、実際にはかなり作業が遅れていると言う指摘がありました。

やはり最終的には自分で色々とチェックを行う事が必要と言う事ですが、PMのツールとしては非常に効果があると思います。

今度からの開発プロジェクトでは最初から導入し、EVMベースで進捗管理を行ってみます。

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